展示室3
(心の叫び)
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「ファミリー」
1996年 F20
{埼玉県社会福祉協議会「総合福祉情報ふくしさいたまH9,7号掲載」}
私のような重度身体障害者の生活の中で、生きる者全てに与えられた次世代へ受けわたす営、その営みをことごとく否定してしまわなければならない現実がある。その事実を知りながら、時には理性を失い、現実に有りえない空想の世界をさま迷う事がある人間の存在とは何か、そして私の存在とは何かと言う問題にぶつかるのです。 この絵は、ニューファミリー、「家族」のほのぼのとした暖かさ、子どもへの愛、優しさそれに、私の心の中にある言葉・・
「静 寂」
1993年 F6
{神川町社会福祉協議会広報「かみかわ祉協だよりH9,12月掲載」}
何かと忙しい師走の中で、一時の静けさを見た、それは、赤色のシク
ラメンと、林檎が織りなす暖かな光、そして青い陰、屋外は冷たい赤城下ろしが吹き抜けている季節、なぜかそこだけ小春日よりの静寂さがあった.
「貴 美 」
1996年 F20
{埼玉県社会福祉協議会「総合福祉情報ふくしさいたまH10,3号掲載」}《第49回麓原会入選作》
神川の早春の優しい光の中で優しくほほえみ浮かべた人よ、遠い日の幻であったのか。それとも、自分の心の中にある幻影であったのか、今となっては定かではない。ただ、一時の心の片隅に言葉では表現できない思いが残されていた。
「街道辻」
1995年 F6
{神川町社会福祉協議会広報「かみかわ祉協だよりH10,7月掲載」
梅雨明け間近の旧街道を、独り歩く静かな細道を、あてもなく歩く、ふと気が付くと、街道辻だ。何も道しるべがない、三方向への道、私が歩み続けた道を、もう後戻りは出来ない。ただ今は何も確証がないが、私が選択する方向へ歩むしかない。
「独りよがり」
1997年 F47
《第50回麓原会入選作》
心の春が訪れた時、やがてきっと訪れる落日の日々を穏やかに覚悟する、君に何も物理的にはして上げられなく、ただ心の中で思いを巡らす今は一時も長く心の春暖の日々が続くと願うしかない。
「早春の微笑み」
1998年 F47 1999年1月27日読売新聞埼玉県北版掲載}《第51回麓原会入選作》
「最後の日」
1998年 F47
《第41回県北美術展入選作》
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